15年前の今日
uttieさんへ
GW明けの日本は、10連休と令和騒動が重なってか、少々疲れ気味の方が多いようです。そして、時代の風に後押しされたような新しい動きが多く感じられます。
と、この流れのまま、新元号や古典の話を展開してゆけば自然なのですが、各種メディアで取り上げられていて、個人的にも食傷気味でありますので別の話題にします。
ここ数週間、Webサーバの移管作業を行っています。(これも一種の移動と言えますね)
そこで、思いがけず、懐かしい文章に出会いました。自分のブログにて、奇しくもちょうど15年前の今日、2004/5/8に投稿されたものです。少々長いですが引用させていただきます。
“後悔なんかしていられない。
したいことが多すぎる。進め、進め。”
武者小路実篤「この道より」という詩集からの一節でございます。
日々、私たちは選択を繰り返して生きております。
自分は何も決めていないとおっしゃる方々も、「選択をしない」という選択をしておることになります。
そして明日も明後日も、自らの決定に従って行動していくわけです。
そんな中、必要以上に後ろを振り返ってしまいますと、自ら進んで枠を決めてしまい、前に向かって素直に歩けないということにもなりかねません。
「太陽に背を向いてばかりいると、自分の影ばかりを見ることになりますよ。」
とは竜の信頼する友人、uttieさんのお言葉。
そう、そんな時間はとてももったいないのです。
その時間でひとつ、したいことの第一歩を踏み出していきましょう。
といつも自分を戒めておるわけでございます。
当時紹介させていただいたこの言葉は、今でも自分の日常哲学の一つとして支えになっており、時折、知らず知らずのうちに自らの影を見ている自分を戒めています。
時は移ろい、時代が大きく変わっているように見えても、実際のところ、人間自体はさほど変わっていないのでしょうね。
長きにわたり、心通う友人として存在してくださっていることを、改めて感謝しつつ、令和最初のメッセージとさせていただきます。
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